旅の準備
乗り継ぎのある旅程で、見落としやすい3つの時刻
乗り継ぎのある航空券は、予約票の上では1本につながって見えます。出発地があって、経由地があって、目的地がある。1枚の紙に収まっているので、1つの予定のように扱いたくなります。
けれど旅程に落とすと、区間ごとに別の予定になります。そして時刻の意味も区間ごとに変わります。ここでずれると、当日まで気づきません。
1. 経由地の時刻は、経由地の時計
いちばん基本ですが、いちばん抜けます。
たとえば成田を出て、どこかで乗り継いで、目的地へ向かう便。予約票には3つの時刻(出発・到着・次の出発)が並んでいますが、それぞれ違う時計の時刻であることがあります。
数字だけを順に並べると、乗り継ぎ時間が異様に短く見えたり、逆に何時間も余っているように見えたりします。実際には時差の分だけずれているだけ、ということが起こります。
旅程に入れるときは、区間ごとに出発地と到着地のタイムゾーンを持たせます。JUNROS のフライトの読み取りでは、この2つを別々の欄で持つようにしてあります(タイムゾーンの話はこちら)。
2. 「乗り継ぎ時間」は、予約票に書いていない
予約票にあるのは、到着時刻と次の出発時刻だけです。その差が乗り継ぎ時間ですが、差の中に何が入るかは書いてありません。
実際には、降機、ターミナル間の移動、保安検査などの手続き、搭乗口までの移動が入ります。同じ「2時間」でも、空港と乗り継ぎの種類でまったく違う体感になります。
旅程を作るときは、この差を自分で計算して、メモに残しておくと当日に効きます。「乗り継ぎ 1時間50分・ターミナル移動あり」と一行書いてあるだけで、遅延が出たときの判断が速くなります。
3. 別々に取った便の間隔
同じ航空会社の乗り継ぎではなく、往路と復路を別々に取った場合や、別会社の便を自分でつないだ場合は、もう少し注意が要ります。
このとき、2つの予約は互いを知りません。片方が遅れても、もう片方は待ってくれません。予約票を別々に読み取ると、旅程の上では2つの予定として並びますが、間隔が十分かどうかは自分で見ることになります。
旅程を時間順に並べたときに、前の到着と次の出発が近すぎないか。ここは並べてみて初めて分かります。逆に言うと、並べておけば出発前に気づけます。
確認画面で見ておくところ
読み取ったあと、乗り継ぎのある旅程では次を見ておくと確実です。
- 各区間の到着日(日付が変わる便では、ここが特に外れやすい)
- 各区間の出発地・到着地のタイムゾーン
- 前の到着と次の出発の間隔(旅程に並べた状態で見る)
読み取りが推定で補った項目には、推定であることが分かる印が付きます。乗り継ぎのある旅程では、印の付いた時刻を優先して見てください。
まとめ
- 乗り継ぎ便は、予約票では1本でも、旅程では区間ごとの予定になる
- 経由地の時刻は経由地の時計。数字を素直に並べると乗り継ぎ時間を読み違える
- 乗り継ぎ時間の中身(移動・手続き)は予約票に書いていない。メモに残す
- 別々に取った便は互いを知らない。間隔は自分で確かめる
並べてしまえば、これらは出発前に全部見えます。当日に空港で気づくより、はるかに安い確認です。