旅の準備
海外旅行で予定が1時間ずれる、タイムゾーンの落とし穴
海外の予約票を見ていると、時刻に「現地時間」と書いてあるものと、何も書いていないものがあります。書いていないほうが多いくらいです。
航空券なら慣習で現地時間だと分かります。けれどホテルのチェックイン時刻、現地ツアーの集合時刻、レストランの予約時刻は、書いていないと判断がつかないことがあります。ここを取り違えると、旅程の並び順も、出発前の通知も、静かにずれます。
つまずきやすい3か所
1. 出発と到着で時計が変わる
いちばん基本ですが、いちばん間違えやすいところでもあります。
たとえば成田を 09:40 に出て、台湾桃園に 12:35 に着く便。数字だけ見ると2時間55分の飛行に見えますが、台湾は日本より1時間遅いので、実際は3時間55分かかっています。
出発地と到着地で別々に時計を持たないと、この計算は合いません。「所要時間がやけに短い/長い」と感じたら、たいていタイムゾーンが原因です。
2. 日付が戻る便がある
成田を夜に出てホノルルに着くと、現地の時計では出発した日の朝に着きます。日付が戻ります。
出発日と到着日を1つの欄しか持てない作りだと、この便は正しく表せません。旅程の並び順がおかしくなるか、「到着が出発より前」という警告が出て終わりになります。出発側と到着側で、日付も時刻も別々に持てる必要があります。
3. 移動しない予定にも時計がある
見落としがちなのがこちらです。ホテルのチェックイン 15:00、レストランの予約 19:00、ツアーの集合 09:30。これらは移動をともなわないので「出発地/到着地」がありません。
けれどその場所の時計で何時かという情報は必要です。ここが端末の時計で解釈されると、海外にいる間だけ並び順が入れ替わったり、通知が1時間ずれたりします。
JUNROS でどう扱っているか
上の3つに対応するため、予定の種類ごとに時刻の持ち方を変えています。
- フライト・鉄道・バス・車・船(移動する予定)は、出発地のタイムゾーンと到着地のタイムゾーンを別々に持ちます。日付も出発日・到着日で分かれているので、日付が戻る便も表せます
- ホテル・食事・チケット/体験(移動しない予定)は、その場所のタイムゾーンを1つ持ちます
日本国内だけの旅程なら、どちらも省略してかまいません。省略しても困らないようにしてあります。
読み取ったあと、ここだけは見てほしい
予約票を読み取ると、タイムゾーンも推定して入ります。ただし前に書いたとおり、予約票にそもそも書いていないことがあります。その場合は前後の文脈から補うことになるので、外れる余地があります。
なので読み取り結果の確認画面では、時刻とタイムゾーンをあわせて見ておくことをおすすめします。判断の目安はこうです。
- 便名や空港コードから明らかな移動 → だいたい合っています
- ホテル・レストラン・ツアーの時刻 → ここが要注意。現地の時計かどうか、予約票の原文で確かめる価値があります
- 日付が戻る/進む便 → 到着日が正しいか、必ず見る
読み取りが推定した項目には、推定であることが分かる印が付きます。全部を疑う必要はなく、印の付いたところと、上の3か所だけ見れば十分です。
まとめ
- 予約票の時刻は、現地時間か日本時間か書いていないことが多い
- 移動する予定は、出発側と到着側で時計を別々に持つ必要がある
- 移動しない予定にも「その場所の時計」が要る
- 読み取り後は、ホテル・食事・ツアーの時刻をとくに確認する
海外の旅程を組むときに毎回考えることではありませんが、ずれたときに気づきにくい種類の問題です。出発前に一度見ておくと、現地で驚かずに済みます。